昨日書いた栗のタルトのお次は、マロンパイ!
個人的に、甘い生地(クッキーのような生地)を使った栗のタルトがちょっと甘すぎるな〜と感じてしまい・・・。それならやっぱり甘さの少ないパイ生地の方が今は好みかな?と思いまして。
さっそく作ってみることにしました。
とにかく、渋皮煮だけは大量に(約1.5キロほど)作ったので、いろんなお菓子を作れるだけつくっていきたいと思っております。
自家製即席パイ生地(フィユタージュ・ラピッド)でマロンパイ!冷凍パイ生地でも。ということなんですが・・・。
パイ生地作りって本来めちゃくちゃめんどくさいです。
小麦粉の生地を作り、休ませ、バターを平に伸ばしたものを包んで、冷蔵庫で休ませながら何層にもなるように折り込んでいく・・・。
もちろんお菓子屋さんではこうして作っているのですが、なかなかご家庭でこれを作るのはハードルが高いです。そこでこの「即席パイ生地」。「パイ生地」のことをフランス語で「フィユタージュ」と呼ぶことがあるのですが、今回ご紹介するのは、「フィユタージュ・ラピッド」というもの。
バターを包んでつくるパイ生地に比べるとやはりハラハラサクサク感は劣るかもしれませんが、これでも十分美味しいお菓子が作れます!
それでもめんどくさい・・・という方は、もちろん冷凍パイ生地でもOKですよ(笑)
自分で作るメリットは、小麦粉やバターなどを国産素材など自分で選べたりする点もあるし、こちらも一度にたくさん作って冷凍保存が可能ですので、自分で作った生地でまたさらに違うお菓子が作れちゃったりするのもいいですね!
今回中に焼き込む生地は、前回書いた栗のタルトと同じ、アーモンドクリーム、カスタードクリーム。渋皮煮のペーストを混ぜたものを使っています。
なので即席パイ生地の作り方をメインにご紹介していきたいと思います!
今回フードプロセッサーを使っています。手で作る方法もありますが、バターが溶けてしまったり時間もかかるので、こちらの生地は機械を推奨します!
即席パイ生地(フィユタージュ・ラピッド)の作り方
材料
・無塩バター・・・150g
・薄力粉・・・・・100g
・強力粉・・・・・100g
・全粒粉・・・・・25g(強力粉で代用可)
・塩・・・・・・・5g
・きび砂糖・・・・5g
・冷たい牛乳・・・・・・25g
・冷水・・・・・・・25g〜
<下準備>
・無塩バターは1cm角に切って冷蔵庫で冷やしておく
・夏場なら粉も計ってから冷蔵庫で冷やす
全ての材料が冷えた状態で作った方が、よりザクザクとしたパイ生地ができやすいです。
バターを溶かさないように作っていくのが肝です。
作り方
①フードプロセッサーに、粉類、塩、きび砂糖を入れ、冷蔵庫から出したてのバターを入れてさらさらな状態になるまで回します。
②冷たい牛乳と水を加えてさらに回していきます。最初から水を入れすぎるとべちゃべちゃになるので、水は少しずつ様子をみて、粉っぽさが残ってまとまらないようなら足していきます。
③粉気がなくなりまとまれば、ラップなどに包んで冷蔵庫で1時間ほど休ませる。
④冷蔵庫で生地が少し締まれば、伸ばして折り込んでいく。
台に打ち粉(強力粉:分量外)をふって、7〜8mmの厚さくらいまで伸ばして、両はしから真ん中で合わさるように折り、それをさらに半分におる。(4つ折り)
⑤今度は、今伸ばした方向と90度向きを変えて同じように伸ばし、もう一度4つ折りにする。
ラップなどで包み、冷蔵庫で30分以上休ませる。
ラップでも良いですが、私は使い切ったお米の袋などをとっておいて、代わりに使ってその上で伸ばしてそのまま折り込んだりします。丈夫だし破れないし使いやすい◎
⑥休ませた生地を、また同じように4つ折りを2回する。(合計4つ折り4回)
その状態でラップに包みまた30分以上冷蔵庫で休ませたら、使いたい分を伸ばして使う
折り込むほど綺麗に整ってきます。
ここまでの状態で、冷凍保存することができます!
半分に切ってラップで包み、ジップロックなどで冷凍しておくとあとで使いやすいです☺︎
マロンパイの作り方
材料(直径6.5cmのポンポネット型6個分)
・即席パイ生地・・・・上記の半量を使用
(または市販の冷凍パイ生地)
・焼き込み用のクリーム生地・・・約150g
(アーモンドクリーム60g、カスタードクリーム60g、栗のペースト30g、ラム酒2gを混ぜたもの)
https://rieoyatsu.com/dessert-at-home-2/seasons-fruits/tarte-marron/(参照)
・渋皮煮・・・・・6個
・仕上げ用の粉糖・・・適量
<下準備>
・オーブンを190度に余熱しておく
・型に薄くバターまたはサラダ油を塗っておく(分量外)
・渋皮煮は適当な大きさにカットしておく(そのまま入れてもOKです)
作り方
①パイ生地を伸ばしていく。
打ち粉(強力粉:分量外)をふって麺棒でうすく伸ばしていく。1〜2ミリくらいの厚さに伸ばし、乾かないようにラップなどで包み冷蔵庫で30分くらい休ませる。
②冷蔵庫から生地を出し、大体9cm×9cmくらいの正方形にカットする。
手で少しやわらかくしながら、型にはめ込む。
③型にはめ込んだ生地の中に、アーモンドクリーム、カスタードクリーム、渋皮煮のペースト、ラム酒を混ぜた焼き込み用の生地を大体25gずつ(6個均等になればOK)絞り入れ、切った渋皮煮、またはそのままの栗をのせて、型の外にはみ出た生地で包むようにする
9分目くらいまでしっかり詰めます。 今回栗は細かめにきりました。
④190度に温めておいたオーブンで、約30分くらい、生地にしっかりと焼き色がつくまで焼く。
まとめ
自家製即席パイ生地(フィユタージュ・ラピッド)でマロンパイ!冷凍パイ生地でも。ということで、マロンパイの作り方を今回はご紹介しました。
フィユタージュ・ラピッド・・・と聞くとなんだか難しそうですが、バターを包まずに、粉にバターを擦り込んだ生地を折り込んで、層を作っていくやり方のパイ生地です。
冷凍パイ生地でも!と書きましたが、実際それでも本当にOKだと思っています。
ただこの即席パイ生地、砂糖が少ない生地なのでとっても万能で、キッシュやおかず系のパイにも使えたり、覚えておいて損はないのかなーと思っているので、ご紹介してみました!
冷凍保存可能なので、できる時にたくさん作って、使いたい時に使えるのも◎
私のブログでは、簡単に手間なく作れるお菓子の他に、基本的な生地、クリームなどの作り方もご紹介し、うまく冷凍保存して使ったり、たくさんパーツが必要なお菓子でも、うまく工夫することでご自宅で作っていただけるようなお菓子やバリエーションをご紹介していけたらいいなと思っています。
栗のお菓子ももう少し続く予定です!
10月になり、ますます食事やお菓子が美味しい時期になりますね☺︎
秋の味覚は他にもたくさん・・・。まだまだ作りたいものもたくさんです!
いろんなお菓子をご紹介できるように頑張ります!
コメント